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*店舗仲介特記*コンビニ過去最多出店計画、飲食店舗は小型化傾向が続く

2012年08月06日

今期のコンビニエンスストアの出店計画数が過去最高となっています。
大手チェーンの出店計画数の合計は年間4000店に迫る勢いです。
コンビニは今や日常生活用品の購入、日常食品の購入、クリーニング・行政代行・郵便・宅配など各種サービスの拡充により益々利便性を高めた結果、将来性はまだまだ高く、今後も出店数は増えると見込まれています。
店舗仲介業界でも、このような動向に応じて新しい店舗の立地や賃料の交渉が行われています。

店舗数の比較のデータとして、日本全国の理容・美容院の数は現在約20万件、対してコンビニはまだ5万件弱、という数値を先日とあるTVで放映していましたが、業種の違いこそあれ、コンビニはまだまだ出店余地があると感じさせるに十分なデータだと思います。
いずれはコンビニでも散髪が出来る時代が来るかもしれないとさえ思えます。

一方で飲食チェーンは益々「格安競争の激化」「店舗の縮小化」に歯止めが掛かりません。
大手居酒屋チェーンのみならず、先日公表された「牛丼各社」は、互いの値下げ競争の影響で各社とも大きく利益を損ないました。
以前は「大型居酒屋・レストラン・新規OPEN」と華々しく大型店の開店祝いを年中行っていた大手飲食チェーンも、ここ2、3年は「30〜50坪」タイプの言わば「投資リスクが少ない規模」の小型店舗へと出店計画を完全にシフトしています。
学生のお酒離れやサラリーマンのお小遣い減少、会社宴会需要の激減などにより店を大きく構える必要性も薄れてきている現在では、大型店舗はリスク店舗でしかないのかもしれません。

他の業種の大まかな状況に少し触れておくと、代表的な店舗減少傾向業種は「パチンコ店、ネットカフェ、高額レストラン、書店」など。増加傾向は「カラオケ店、携帯電話店、紳士服店」などです。
店舗仲介の観点からは、これらの業界の変動に合わせて、どのような立地が有利になるか、またどのような店舗規模が最適かを見極めることが重要です。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介