所得も賃料も下降傾向は変わらず
2013年01月09日
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
2012年は平均給与所得が4万円も下がったようです。
また12月期は店舗平均賃料も概ね下降しています。
年初から円安や自民党の政策に期待して株価は上昇していますが、実体経済は「気分だけでは上がらない」ようです。
今後も製造分野や震災対策やインフラ整備などには人もお金も回るかも知れませんが、それが個人消費や賃料に反映されるのはまだまだ先の事と思います。
過去の経験では景気の波が不動産の現実的な賃料に跳ね返るのは概ね半年先でありましたが、本日のニュースでは安倍首相は「ロケットスタートをする！」と宣言しているそうですから、もし本当に「景気回復が日本全体にロケットの速さなみに回復」するようであれば実態賃料への波及ももう少し早くなるかも知れません。
しかしあまりにも長期間に渡り不況が続いていると「本当に景気は回復するのか？」と言う疑問・不信感はなかなか拭えません。
ですが、この長期不況の間も生き残ってきた企業には知恵や工夫やブラッシュアップされた強いサービスが根付いて来た筈です。
それらが景気回復の波に乗り始めたときには過去にも勝る強い相乗効果を上げる事も十分に考えられます。
そう考えれば今年は様々な業界、仕事、雇用の局面で大いに期待できるスタートを切ったと言えるのではないでしょうか。
今年一年が良い年になる事を祈願いたしまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介