*店舗仲介特記*ついに店舗賃料に上昇傾向が現る
2013年08月05日
店舗賃料相場の上昇傾向が表れています(店舗相場TOWNグラフ参照)。また、成約店舗の傾向に多少の「遊び」が増えて来ました。
「遊びが増えた」とは、たとえば六本木や麻布などの夜遊びスポットに、クラブや高級飲食店などの店舗成約が増えてきていることを指します。
また、「格安居酒屋」などの新規出店が影を潜めて、「良い商品を適正価格で提供する」と言う姿勢の飲食店の出店が積極的になっています。
これらは全て賃料の上昇トレンドを後押しする要因です。
また、集客UPの要因として円安による海外からの観光客が大幅に増えていることも、銀座や新宿などの繁華街の店舗収益に良い影響を与え始めているようです。
前月の企業ニュースを見ても、好決算・過去最高利益などを出している店舗系企業のニュースが目白押しです。
9月に東京オリンピック招致の可否が決定されれば、状況次第ではさらに「東京近郊の不動産投資への期待」は高まり、海外からも投資マネーを呼び込み、結果としてオリンピック終了までの数年間は不動産価格および「繁華街の店舗賃料」は上昇トレンドを続けると思われます。
店舗仲介業者としても、この流れに乗った店舗案件の取り扱いが増え、需要と供給のバランスが改善されることを期待しています。
是非オリンピック招致に成功して欲しいものです。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介