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首都圏都県別賃料相場

「景気は気持ち」少しずつ個人消費が上昇

2014年04月04日

・・・すると既存の古いタイプの店は苦戦が始まる予感が。
プチ贅沢が流行り始めています。

これまでより「ちょっと贅沢」して「新しい物」「新しい食べ物」「新しい場所」へと気持ちが動いて行く事により、少しずつ気持ちの中の「個人景気」も刺激を受けているので、不景気の時に「安心して入れた安いお店」に興味が無くなる人が増えると予測しています。
出店傾向にも徐々にそのような傾向「新規の業態、新規のメニュー、新規の場所選び、新規の店舗面積拡大」などが表れています。

これまでにも「メニュー見直しリニューアル」「新機軸を打ち出す」ことはもちろんどの企業様も取り組んで来ましたが、この先の1、2年間は更に「新規」から「思い切って看板を掛けかえる」「大箱へ移転して余裕のある客席作り」「輸入デザインの取り入れ」「高額サービスや商品の拡充」「新ブランドの立ち上げ」などにより「これまで以上に斬新でかなり思い切った」ビジネスモデルもどんどん登場すると予想しています。
既にその兆しは都心部を中心に見え始めていますが、この先どのような「楽しい、新しい、美味しい、珍らしい、使いやすい」お店が増えるか、今から楽しみでワクワクします。
反面、既存タイプのお店には苦戦が予想されます。

「安心、安い、早い」などの価値観は個人消費の上昇局面では徐々に薄れて行くと思いますので、「ここに来ないと経験できない体感、食べたことが無い料理、見た事の無い品物、受けたことが無いサービス」などのよほどの目新しさが無ければお客さんは新機軸のお店に流れてしまい、厳しさが増すのではないかと考えます。
勿論すべての「安心、安い、早い」が無くなる訳ではなく、より一層「お金の使い道」「使い分ける」賢い消費者が増えると言う風に考えるのが妥当だと思いますが。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介