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首都圏都県別賃料相場

都心部の商業一等地の賃料が上昇傾向する一方で、住宅商業地は値下がり傾向続く

2015年02月06日


都心部の一等地の店舗賃料がじりじりと上がっています。
反面、その他の1,5等地以下の地域の賃料はじりじり値下げを続けています。
これは需要と供給、そして現在及び将来を見据えた商売上の集客力(売上魅力値)の差が、都心部と周辺部ではどんどん開いている事が要因です。
今後も日本の人口は減少する事は確定していて、(50年後には5000万人とも)それに伴い購買層が減少する事も確定しています。
来日観光客数こそ昨年は初の1300万人を超えて過去最高となりましたが、観光客が一番買い物をする地域はやはり都心部の商業地が多いのが実情です。
最近良く「限界集落」と言うキーワードを耳にしますが、いきなり数年後に限界とまでは行かなくても、今後は「外来集客力が無く主に住人の需要だけの街」は自然に人口が減るので当然消費も減り、結果としても商売上の魅力は徐々に薄れて行く事は自然の成り行きです。
現に都心一等地の店舗の空室率は徐々に下がり、逆にそれ以外の都心部周辺地域の店舗の空室率は徐々に上がっています。
ですから近い将来には商業一等地は良い店舗物件が足りなくなり、競合・競争が増え、今後は更に値上がりもして行きます。これをお読みの方がもし借り手側ならば、良い物件は早目に借りておく方がお得です。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介