政冷経熱 新宿は高熱を発しています。
2015年10月03日
当社はJR新宿駅から徒歩3分に位置しているせいで、新宿の街の様子にはかなり敏感です。
新宿駅はご存じの通り世界一乗降客数が多く、1日の乗降客数は既に400万人を超えています。
そこへこの円安のおかげで海外からの渡航者数が急増し、ホテルの建設も盛んです。
2，3年前と比べても看板に他国の言語の表記、特に中国語の表示が格段に増えました。
そして以前は見かけたことも無いような商売方法も始まっています。
中でも目立つのが「海外旅行者向け免税店」です。
文字通り「海外旅行者」だけしか営業対象にしない、つまり日本人は入れないのです。
これは正直驚きました。
これまでは「日本人が通常入る店で、免税対応も出来る」と言うスタイルが普通でしたが、今年の春ごろから急速にこのタイプ「外国人向けの免税品しか扱わない」単独店舗が出て来始めました。
普段はこの手の店の前を通っても客は誰も居ません。
しかし観光バスが横付けされた途端に店の中は外国人で溢れかえり、店の商品は爆買いされています。
先月はとあるビルの6Fに300坪を超える「免税専門のドラッグストア」がOPENした時には、その爆買い需要の広がり方に驚きました。
新宿の免税戦争はまだ始まったばかりです。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介