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爆買いは終焉も訪日観光客数は依然として伸び続ける

2016年08月03日


どうやら爆買いが終焉しました。中国の政策的な関税UPと円高によるダブルパンチで、もはや日本で何か購買する事の経済的なメリットが無くなり、一時期は雨後の竹の子のように次々とOPENしていた観光客向けの免税ショップも閑古鳥が鳴いていたり、早々と閉店して衣替えする店舗を良く見かけるようになりました。
では訪日客数も減少したのか?と言うとどうやらそうでは無く、今年も上期の過去最高の訪日観光客数が見込まれています。
フランスが8000万人の観光客を呼べるのに、これだけ観光資源が豊富な日本がそのたった四分の一の2000万人と言う事を比較してみても、まだまだポテンシャルは高いはずです。
ですから購買意欲が半分になったとしても、その倍の観光客が来日すれば、売れ筋の商品こそ変化はしますが全体的な購買金額はまだまだ伸びて行く余地は有ると思われます。
更に今後は「飲食」に対する消費金額が激増していくのではないか?と期待出来ます。
観光客は必ずしもみやげ物は買わなくても観光は出来ますが、飲み食いはしない訳にはいきません。
その上近年では世界的な和食ブームです。
恐らく殆どの訪日観光客は事前に下調べして何が食べたいか?どこに行けば食べられるか?位は調査し、「食の楽しみ」も日本観光の目玉として来日している思います。
そうした観光飲食需要に向けての戦略にもこれからは取り組む必要が有るかなり重要なファクターです。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介