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首都圏都県別賃料相場

長く続く商品には物語が有る

2018年01月09日


あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
今年のお正月に家族旅行で宮島へ行って来ました。
そろそろ高齢で遠方への旅行も困難になり始めている母が「死ぬ前に厳島神社へお参りに行きたい」
とたっての希望でしたので私自身も初の宮島旅行となりました。
そこで初めて「もみじ饅頭」の発祥の地が宮島であると言う事とその商品となる由来を地元の方に聞くことが出来ました。
私は「広島のもみじ饅頭」と言うイメージは有っても「宮島発祥のもみじ饅頭」と言うイメージは持っていませんでしたから、少々驚くと共に面白い発祥の由来を聞くことで俄然興味が沸き翌日にはかなり大量に買い込んでしまいました。
当然「おいしかった」と言う理由もありますが付け加えられた「物語」に魅せられてと言う理由もあると感じます。なるほど、商売を長く続けるには「物語性」はかなり重要なのでは?と感じながら50種類は有ると言う様々な種類のもみじ饅頭をおいしく頂きました。

100年以上前の事、紅葉の季節に伊藤博文が宮島一番の老舗旅館に宿泊した折に、可愛らしい女中さんの手を取り、「君のこの紅葉のような可愛らしい手を焼いて食べてしまいたい」と言っているのを旅館の主人が聞いていて、「なるほど、紅葉のような饅頭を作れば売れるかも?」と考えて「もみじ饅頭」が出来上がったとの事でした。諸説ある中でも一番有力な説だそうです。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介