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今は鳥ブーム?ステーキブーム?なぜか肉ばかり、、

2018年04月02日


「焼き鳥居酒屋」が全盛期を迎えています。
まるでかつての「もつ鍋ブーム」の再来のように。
加えてステーキ店、肉バル、焼肉などなぜかお肉がメニューの中心のお店が勢い増しています。
以前にも書きましたが海で囲まれている日本の食生活がどんどん肉食へと傾斜しています。
一部の回転すしチェーンを中心とした格安寿司や、真逆の高級すし店もそこそこ頑張ってますが、
そのちょうど中間の「おいしくて格安でも無くて、味も値段もそこそこ中間のお店」はあまり増えていません。
高度成長期には日本人の8割が「自分は中間層だ」と答えていましたが、このような「格安か高級」の両極端のお店の展開が目立つ今の時代は、もはや中間層の時代では無いのでしょうか。
週刊誌の特集記事も「富裕層の記事」1割程度と「貧困層の記事」9割程度と言う割合になりました。
「中間層向けの記事」は、ほぼ皆無です。
ですが本当に日本人が「貧困層」「富裕層」に分かれてしまった訳では無い事は、様々なデータからも明らかです。むしろ日本は世界的に見ても「比較的平等な国」と言う結果が出ています。
つまり上位の所得層と下位の所得層の差は他の諸外国に比べてはるかに小さいのです。
つまり日本人の意識だけが変化してしまっている、悲観的に考える人が増えている、などが原因で
「1億人総中流意識」と言われていた考え方が「下流へと押し流されている」のが現状だと思います。
良く見かける「幸せを感じる国のランキング」でも日本は常に下位ですが、実態は「戦争もなく、所得もそこそこあり、おいしい食事が出来て、かなり自由にものが言えて、学校にも通える」だけでも十分なくらいに幸福なはずです。「農耕民族の遺伝子の持つ悲観的な考え方だ」と言う学者もいますが、物事をもう少し明るく捉えることが出来れば、まだまだ「日本発の文化や工業製品や農産物や生活習慣」は創造できる筈だと思うのですが。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介