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首都圏都県別賃料相場

寅年も問題が多すぎる残念な日本経済

2022年01月05日

明けましておめでとうございます。
今年は寅年と言う事でビジネス面においても「昨年以上にアグレッシブに挑戦」していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

今年は1月から3月にかけて「値上げラッシュ」が続きます。
「既に高くなりすぎているガソリン」以外にも「生活必需品や食料品が軒並み値上げ」されます。

当然コロナ騒ぎで利権にまみれて無駄に使い過ぎた税金も上がります。

ですが残念なことに賃金は20年間も上がらず、その割に「企業の内部留保は9年連続で過去最高額」を更新しました。
更に「家庭内貯金額も過去最高水準」です。

要は「お金が有るのに使わない不思議な日本企業と日本人」と言うのが今の現状です。

良く「景気は気から」と言われますが現代の日本には「節約」「リサイクル」などの「政府による景気向上とは逆の意識付け」が強く、景気が伸び続けていた昭和の頃の「大量生産と大量消費、大量廃棄」の気概がどこにも有りません。
むしろ「無駄使いは悪」のような風潮なので「景気が停滞」し、お金を手元に溜め込む意識が強くなるのは当然です。

これらは全て「政策の方向性」により操作されてしまった心理的要素が強く、環境問題においても既に「世界一環境にやさしい技術」を持ち、「個人においてもこれまでも十分に気を使ってきた日本人」だけが、更に真面目に取り組む姿勢が自分たちを苦しめる長期低成長社会を生み出していると言っても過言では有りません。

もちろんGDPが伸びている世界の大国は「大量化石エネルギー消費」「大量生産」「大量消費」「大量廃棄」を実現している国です。

今年こそ「どんどん作って」「どんどん売り」「どんどん消費」して昭和の頃の文化へと意識が変化して行かないと、子供たちに残せるのは「小さくちじこまり節約に明け暮れ、安い賃金で労働し、同調圧力で息苦しい日本」でしか有りません。

「多くの無駄は経済を回す原動力」ですが、それを「悪」と捉えている限り経済の復興は有りません。
最近では「サブスクリプション」と言うある意味「無駄使い商法」も伸びてきましたが、もっともっと「街へ出て直接消費」をしながら「人生を豊かに楽しめる日本」でありたいと思います。

幸いここ最近の新宿や渋谷の街には昼夜を問わず「20代30代の若者の姿」が溢れています。
週末の夜の歌舞伎町などは道路が良く見えなくなる程の若者でゴジラロードは溢れかえり、終電前などはタクシーさえも捕まらず、まるでバブルの時を思い出させるようなムンムンした熱気さえ感じます。
「見渡す限り若者しか居ない街」を眺めて「ああ勝手に自粛して委縮しているのは我々中高年なんだ」と実感しました。

ただそこに少しは明るい日本の未来予想を思い描く事が出来ます。
いつの間にか「若者、頑張れ、日本の景気を引っ張り上げてくれ!」と心から願っていました。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介