「全国の地価平均が上昇」のニュースを見て
2018年10月01日
信じられないことに「全国の平均地価」が上昇しました。
業界の先端情報に日々携わる身としては「全国」はちょっと信じられません。
恐らくは「また薄く広く税収増の為」だな？と感じます。
地価が上昇するに足る理由と実売買相場が上昇しているのは、東京の都心の中心部以外とほんの一握りの地方都市部以外はほぼ無い筈です。（東京以外の地方都市部は2020年を待たずに上昇は終了。）
そりゃ〇〇〇銀行などがいい加減な査定でじゃぶじゃぶ融資をして、焦げ付かせても「相場が上昇」、と言うご時世なのでインチキな数字はいくらでも叩けるかもしれませんが、実勢は間違いだし、今後の日本の人口減少推移の状況や、東京の一極集中の構図は崩れようが無い以上、地方都市では売れもしない土地の地価が上がるはずもなく、地価だけ上がっても税金（固定資産税）が増えるだけで所有者には何のメリットも有りません。
平均で0.1％上昇だそうですがこれだけでも一体いくらの税収増になるのか。
消費税の増税が遅れているからなのでしょうか？
薄く広く税収増を画策する官僚さん達の姿が透けて見える統計ニュースでした。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介