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首都圏都県別賃料相場

着工延期案件が増加傾向!

2008年12月01日

建築計画地としてテナント募集を行っていた建築案件が、「計画中止」となるケースが相次いでいます。
ここ何ヶ月かの営業の現場では、「テナント側の新規出店計画の下方修正あるいは出店の凍結」をひしひしと感じます。これにより、「採算が見込めない計画案件」に対して「金融機関の融資引き上げ」が発生して、「着工が出来ずに計画中止」された案件も多いようです。これらの土地案件は、いずれは売却不動産として市場に出回ることになりますが、いまやマンション用地として再計画を起こしても、「マンション販売不振による売買価格の下落」も激しく思うようには転売ができない現実があります。
このような「不動産価格の下落イメージ」は、テナント側も十分に把握しているために「高額な賃料物件」はなかなか引き合いが入らないのが今の店舗市場です。また、一頃はバブルの再来のように流行った「高級業態の出店計画」もいまはすっかり影を潜め、廉価でリーズナブルな飲食店舗の出店計画が殆どです。このような市場の中では、オーナーさんがテナントを選択出来る範囲がかなり狭くなって来ていると言えるでしょう。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介