募集価格（表面価格）は下げ止り感
2009年10月08日
単月では上げ下げあるものの、通年で見る限り下げ止り感が感じられます。そろそろ、募集価格（表面価格）は下げの限界かも知れません。
一昨年来、2割〜4割ダウンしている賃料も、既存のテナント賃料や投資利回り説明の為に、表示価格はこれ以上は下げられ無い限界点に到達しつつあるようです。
しかし、それが正味の成約賃料なのかと言えば一概にそうとは言い切れません。
そして、ここへ来て店舗にも事務所のようなフリーレント、あるいは段階賃料などの手法が現れ始めました。
フリーレントは、店舗の場合は以前から開店時からの賃料発生をベースに交渉が入り、1ヶ月程度のフリーレントは常識でしたが、ここへ来てのフリーレントは徐々に長期化し文字通り賃料無料サービス期間となっています。
また、段階賃料の場合は契約開始から1年間は賃料割引または半額と言うケースが現れています。
これらは、成約賃料は下がらないものの実質的にはかなりと減額サービスと言えます。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介