*店舗仲介特記*明けましておめでとうございます。
2010年01月13日
明けましておめでとうございます。
虎年生まれの弊社は、おかげ様で今年で創業12年目を迎えます。
これからもビルズを宜しくお願い申し上げます。
さて、12月の店舗賃料相場ですが、東京ではとうとう昨年来の最安値を付けました。
新年早々、大変厳しい状況ですが、店舗仲介の現場でも、事務所仲介系の同業者の話を総合すると、事務所賃料相場は店舗以上に空室率の上昇が止まらず、賃料相場はさらに下落しているとのことでした。
当社が保有する店舗データの5割以上は東京圏のデータですので、この東京圏の下落はやがて周辺部へも波及していくのではないかと思われます。
それにしても、この不況とデフレの波はいつまで続くのでしょうか?
現在の店舗仲介市場では、物件は非常に多くなっているものの、借り手がなかなか見つからない状況が蔓延し始めています。
もちろん、中には積極的な出店攻勢を仕掛ける企業も数多くあるのは間違いありませんが、その数は数年前に比べると半減しています。
そして、そういった積極的な企業のほとんどが「格安」や「安売り」を精力的に「売り文句」とする傾向が顕著です。
言わば、世の中は「安いが勝ち」という風潮が大きなうねりとなっている感じがします。
身の回りのあらゆるモノが、あまりにも「安さ」へと流れていく今の市場を見ていると、本当にこの方向性が景気回復の糸口になるのだろうか?と、店舗仲介の視点から見ても時には疑問を感じることもあります。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介