東京はまだ下落傾向
2010年03月04日
東京以外の3県は＠12,000〜＠14,000円圏内にほぼ収まりつつありますが東京はまだ下落傾向が止まりません。東京は過去に弊社が扱う店舗賃料（募集条件ベース）が平均＠20,000円の大台を割り込んだ事は一度もありませんが徐々に接近しているようです。
2月の配信物件数は700件を超え、ここ半年を振り返っても最大件数でした。
その内約6割が条件変更物件（主に値下げ）でした。
地域別には過去に「オシャレで高級な店舗立地」と言われている地域（例えば銀座、青山、代官山）などに空店舗が増えています。
これは一つは不景気で来店客数が減少した事が原因ですが、もう一つには「安っぽい店舗は入れたくない」と言う当該地域の貸主側の意向も影響しています。
一方で最近の出店企業の傾向の一つに「中国系資本がバックについている」企業の出店希望者が増加しています。
これは飲食にも物販にも言える傾向です。
反面、高級ブランド店に代表される欧米系資本の企業の出店は以前に比べてあまり元気がありません。
世界景気を見る限り当分はこのような傾向は続くと思われます。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介