*店舗仲介特記*殆どの地域で平均相場が下落
2010年07月06日
先ごろ発表になった土地の公示価格によると、主な都心部は大幅に下落したようです。それと合わせたわけではありませんが、店舗仲介の現場でも弊社が取り扱っている都心部の店舗賃料は、ほぼ全ての地域で平均値が下落しました。
さらに、先月は株価も大幅に下落しています。
先日のニュースでは「米国では景気の2番底がこれから来る」と言われていました。
「米国がくしゃみをすれば日本は風邪を引く」とも言われるため、これはかなり心配な材料です。
そんな日本国内の景気情勢を反映しているのが、最近の「主な業界ニュース」です。
店舗仲介を通じても、毎月かなりの日本企業が「中国出店」を開始しているという記事が目につきます。
政府の発表する景気動向に比べて、「現物賃料」「現物消費」「現物価格」はどれもたいして上がった記憶はありませんが、果たして「景気は上向き」という表現は一体どこから湧き出てくるのでしょうか?
こうして店舗仲介の立場から実態経済に近いところで推移を見ていると、とても不思議な気がします。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介