首都圏店舗賃料相場情報サイト

お気軽にお問い合わせください03-5333-5641mailお問い合わせ

首都圏都県別賃料相場

出店立地の判定もAIが判断する時代へ

2018年12月06日


まだほんの数社のニュースがリリースされただけですが、いよいよと言うか、やっぱりと言うか、店舗の出店する際の可否をAIに判断させると言う動き、ソフトが作成され始めています。
ITの進化の度合いから見て少々「遅い」と感じるくらいですが、ここへ来てようやく大手のチェーンを皮切りにスタートしたようです。
もちろん店舗の「流行る」「流行らない」は立地以外にも多くの要素、「商品」「店員さん」「マネージメント」「流行」「映える」「バズる」「ネット受け」「情報発信の工夫」なども大きな要素になりますが、最初の初動としては「商圏」「通行量」「年代層」「街の特性」「街の将来性・開発計画」「競合の分析」などは、ある程度のデータベースが有ればAIが成功の確率を判断する事は十分に可能です。
そのようなデータを元に自社の「商品価格」「販売計画」「人件費率」「賃料比率」などの流動的な数値を加味して、固定の数値と仕分けた上で、「成功確率〇〇%」と言うような判断・作業までをもAIに任せてしまう事が出来て、そして更に出店した店舗が「成功」した時に初めて「AIの判断の有効性」が確認できる事になります。
ですがまだこれだけではAIの「仕事」と言うには色々な要素が不足しているように感じます。
立地の特性に合わせて、時代の流行も情報としてAIに「自動的」に学ばせて、その上で「当該店舗で売れる商品」と、「売り方」まで発案出来て、そして「実際に売れる店舗となる」所までAIが判断・指令・実行できるようにならなければ、「店舗出店・販売に特化したAIが完成した」と言うには物足りません。
そしてそこまで出来ればあと一息で「店舗運営に人間は不要」になります。
「仕入れ」「発注」「物流」「オペレーション」なども全て自動化・ロボット対応に任せて、運営には人の労働力は不要になるような店舗、そんな時代もあと少しで到来しそうですね。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介