*店舗仲介特記*賃料相場は低値低迷したまま
2010年08月04日
賃料相場は低値で低迷したままで、なかなか回復の兆しは見えてきません。以前にも書きましたが、政府や日銀の景気回復宣言をいくらニュースで読んでも、不動産や賃料水準にはあまり反映されていないのが実情です。
そんな世相を反映してか、店舗仲介の現場でも「飲食も相談できます」という物件がかなり増えてきました。
それぞれのオーナーさんの事情にもよるのでしょうが、やはり「あれはダメ」「これもダメ」と制限を設けている物件は、この不況下での出店ユーザーの減少も相まって、なかなか決まらないようです。
特に、小型(5坪〜30坪未満)の店舗では、飲食店以外のテナント探しが難航しています。
このクラスのサイズで出店できる物販業種は非常に限られているため、店舗仲介を通じたマッチングにも課題が多くなっています。
逆に、50坪を超えてくるとコンビニ、ケアサービス、その他の業種に広がりが出てきます。
小型店舗の空室が長期間にわたって埋まらないオーナー様は、ぜひ店舗仲介の視点を活かしながら「受け入れ業種の再検討」をお勧めします。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介