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首都圏都県別賃料相場

東京の平均店舗賃料は続落

2010年09月06日

東京の平均店舗賃料は続落しています。他県は平均賃料だけを見ると多少の戻しが見られますが引き続き注視する必要があります。
なぜなら、主要地域の空室割合率に現れているように、東京の主要地区では12ヶ月以上空室の物件が約40%を超える地域も散見される上に、更に千葉、埼玉、神奈川では70%を超える高水準の市区も出てきているからです。
これらを見る限り多少の賃料相場の上下の値動きだけではとても「景気や賃貸店舗市場が回復傾向」とは言えない、厳しい状況が続いている事が良く分かります。
国内景気のみならず世界景気も低迷が叫ばれている状況下では、一部の非常に競争力の高い店舗を除いては、一度空いてしまえば次のテナントがいつ決まるのかは全く予測出来ない、そんな厳しい状況が今後もしばらくは続いていくと考えられます。
1ヶ月の空室は年間で8%の賃料収入ダウン、2ヶ月では16%の賃料収入ダウンにあたります。
昨今はお申込みによっては非常に厳しい指値や条件を付すテナントも多くなって来ていますが、オーナー様にはまだしばらくの間は厳しいご判断と舵取りが迫られています。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介