*店舗仲介特記*募集条件は未定や条件ご相談物件
2010年10月06日
募集条件は未定や条件ご相談物件最近増えている「募集条件は未定」や「条件ご相談」物件が、一体どれくらいの割合なのかを調べてみました。
すると、9月末現在では下記のような結果でした。
<条件未定・相談物件の地域別割合>
東京都 11%
千葉県 13%
神奈川県 9%
埼玉県 11%
また、主要な都心部では、
千代田区 13%
中央区 20%
港区 13%
新宿区 15%
渋谷区 13%
このような分析は今回が初めてですが、上記のように募集物件全体の1割以上の物件が価格の表示がないことが判明しました。
店舗仲介の視点から見ると、これらの賃料は相場計算に算入できないため、残念ながら「相場TOWN」の平均賃料には反映されていません。
しかし、傾向としては「条件未定・相談」の場合、周辺相場よりも「若干高めな賃料想定」をしているケースの割合が多いようです。
もちろん、ケースバイケースですから逆の場合もあります。
また、中には「大人の事情で条件は公にはできない」場合などもあるようです。
ではどうすれば良いか?というと、やはり店舗仲介のプロである不動産業者に問い合わせる方法が無難です。
大家さんは、時にはあまり「本音」や「現在・以前のテナント賃料」を公開するのをためらう場合もありますし、周辺の「相場」をあまり知らない場合も多いです。
それに比べて、店舗仲介を行う不動産業者は「現在や過去の賃料」「周辺相場」について精通しているケースが多いため、正確な情報を得ることが可能です。
実際、大家さんが賃料を設定する場合でも、ほとんどは知り合いの不動産業者のアドバイスを受けるケースが大半です。
「店舗仲介の仲介者」としての役割をしっかりと果たす業者を見極めながら、事業展開に役立てることで、良い結果が得られる可能性が高いでしょう。
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介