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首都圏都県別賃料相場

1階の平均賃料が下降傾向

2011年03月08日

1階の平均賃料が下降傾向を示しています。
実売店舗とネット販売店舗伸びを比較すれば、当然ネット販売店舗の伸び率が優勢な市況の中で、街にある物販店舗の役割や相場は少しずつ変化を見せて来ているようです。
近年は「1階でなければ」と言う販売形態の「店舗数・業種」は減少傾向にあり、「高級物販店舗」も特殊な地域を除いてほぼ姿を消しました。
「日常品」「格安品」あるいは「高齢者などへの宅配サービス付加価値」を狙った1階店舗などが生き残り、それらの商売が薄利であるために「賃料交渉」も以前よりも厳しくなって来ています。
趣味や嗜好品向けの専門店舗数も減少しているかと思えば、いつのまにかそれらの趣味や嗜好品までもがコンビニで売られていると言う現象も多く見られます。
目まぐるしく変化をしていく流行や消費傾向、サービスの中で、需要に見合う適正な賃料とは一体いくらくらいなのか?
このサイトで示している平均募集賃料データはあくまでも一つの平均的な指標に過ぎません。
適正な賃料とは結局は「その街の相場」「土地や建築費や投資額からの算出」ではなく、「借り手」側の販売予測から支払いが可能な「目標賃料」「貸し手」側の経済的な事情が折り合う点だと考える方が妥当なのかも知れません。

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介